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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊の活動日誌 地域の新しい活力をめざして

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宮崎県新富町

地域おこし協力隊員の活動をお伝えするこのコーナー。
今回は工藤仁美隊員のアート活動と受賞についてご紹介します。

■京都の展覧会で生命をテーマにした絵画が最優秀賞と功労賞をダブル受賞!
工藤隊員は今年7月10日〜14日に、京都府の京都市立美術館別館で行われた展覧会「Heart Art in KYOTO 2024 第25回エイズチャリティー美術展」に作品を出展。文化庁や厚生労働省などが後援し、150点ほどの応募があった展覧会で、最優秀賞とSTOPAIDS功労賞をダブル受賞する快挙を成し遂げました。
出展した直接のきっかけは知人に誘われたことでしたが、学生時代にウガンダのエイズ孤児(エイズによって片親もしくは両親を失った子ども)に出会った経験が頭をよぎったという工藤隊員。生命をテーマに、3か月ほどかけてアクリル絵の具をメインに作品を仕上げました。
動物やひまわりなど夏の花に囲まれた女性がカラフルに描かれ、女性のたなびく髪は宇宙に繋がっているイメージ。「愛」「ありがとう」という意味の世界の言葉が散りばめられています。
「全人類はもとをたどれば一緒、もっといえば地球も森も水も人もつながっている、ということを表現したかった」と工藤隊員。その思いは、作品タイトル『LUCA40億のありがとう』にも込められています。「LUCA」とは現生生物の共通祖先とされる生き物です。
受賞の知らせが舞い込んだのは、工藤隊員が総合交流センターきらりで個展「虹色SING TO ME」を開催中のこと。「個展を見に来てくれた人たちにいい報告ができました」と笑顔を見せました。
今後は、町内事業者の店舗に壁画を描いたり、町内で拾った石に絵を描くストーンアートや絵本などに挑戦していきたいと語る工藤隊員。絵のモチーフに新富の名物を取り入れたり、町内の子どもたちと一緒に絵を描くなど交流も深めていきたいと考えています。

今後も街中で隊員の姿を見かけることがあるかと思います。ぜひ気軽に声をおかけください。
(文・地域おこし協力隊卒業生 二川)

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