百足塚古墳から出土した馬形埴輪の鞍部分です。新富町では馬形埴輪の全体の形が分かるものはありませんが、この埴輪は線でたくさんの模様が描かれ、飾りつけられた馬であることが分かります。このような飾り馬は被葬者の権威の象徴や、亡くなった霊の乗り物として古墳に並べられた説などがあります。
ちなみに、古代においては日向地域(今の宮崎県)は有数の馬生産地域であったと考えられています。新富町内でも、馬を埋葬したお墓と馬に着けられた道具類が見つかっています。
今回紹介した馬形埴輪は現在資料館で展示していますので、ぜひ実物をご覧ください!
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