このコーナーでは、地元の学校を1年間を通して紹介します。
■1日のスタートは元気なあいさつから
登校後、私たちがまず初めに行うのが、校門前でのあいさつ運動です。この活動は、自由参加となっていますが、毎朝のように全員が参加しています。
学校前を通る地域の方やドライバーの方々は、手を振ったり、明るくあいさつを返していただいたりと温かく見守ってくださっています。
10・11月は、学習文化委員会の取り組みとして「おはようございます」「いってらっしゃい」のあいさつカードを掲げ、元気なあいさつとともに感謝を伝える活動を行っています。
■縦割り活動
細田中では、学年をまたいだ縦割り班での活動が活発に行われています。たとえば、生徒総会の事前討議や委員会の話し合い、さまざまな講習会も縦割り班で参加します。
この活動により、コミュニケーションが活性化し、発言が苦手な人も積極的に意見交換や人前での発表ができるようになってきました。これが自信につながり、今はさまざまなことに挑戦しようという機運も高まっています。
■中学生が生の声を
今年の中学校説明会は、6月に行われました。学校行事や委員会活動についての説明、先生方の紹介などを生徒が中心となって行いました。また、朝のあいさつ運動や給食、昼休みの様子、中学校の日常や学級の様子、小学生へのメッセージなどを動画で紹介し、その後の体験授業では、テニスで中学生と小学生の仲を深めました。一緒に活動することで、学校の雰囲気や良さを体感してもらうことができました。
■癒やしの時間〜読み聞かせ~
月に1度、生徒が生徒に行う「読み聞かせ」。全員が年1回、担当することになっています。担当者は事前に図書司書の先生と打ち合わせを行います。興味を引く本の選び方や見やすい本の持ち方、伝わりやすい読み聞かせの仕方など、たくさんのアドバイスを受けて臨むことで、聞き手は絵本の世界に入り込み、楽しむことができます。
読み聞かせの後は、感想交流の時間です。良かったところや真似してみたいところを積極的に発表し、日々お互いを高め合っています。
■学校全体でお祝い
細田中生が楽しみにしているイベントの一つが、給食時間の誕生日放送です。誕生日の人を紹介した後は、本人のスピーチ。その歳の抱負や自分に関するユニークなクイズなど、人によってさまざまです。「オールナイトニッポンin細田」と題して、ラジオ番組風にする生徒もいるなど、生徒が主体的にこの活動を盛り上げます。
放送後は、各教室で誕生日の歌を歌ってお祝い。主役となった人は、恥ずかしそうな表情をしながらも、本心は嬉しそう。少人数だからこそできる、細田中ならではの一コマです。
■ほんもの講座
「ほんもの講座」は地域や人の魅力について知り、いろいろな分野に目を向けるきっかけとなる講座です。地域の方々の仕事に関する考えや経験談を聴くことで、将来につながる知識を得たり、さまざまな価値観に触れたりすることができ、生き方に対する考えを深められます。
今年度第1回の「ほんもの講座」は、イチゴ農家の方からのお話。特に印象に残ったのは「農業は怠れば、その分が自分に返ってくる」ということです。勉学も努力を怠れば点数が悪くなるというように、学校生活に似ていると感じました。
「ほんもの講座」で学んだことを、今後、私たちの生活に生かして地域に貢献していきたいと思います。
※記事執筆者については本紙をご参照ください。
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