■糖尿病連携手帳の使い方のコツ
◇保険証などといつも一緒に携帯する
糖尿病連携手帳は、自宅で自身の健康状態をチェックするだけでなく、病院(内科・眼科)や薬局に持って行くことも必要です。うっかり忘れてしまい、適切な治療を受けることができないといった事態にならないよう、病院に行く際には、必ず持って行きましょう。
保険証などと一緒にファイルに収納して、病院セットを作っておくと便利です。
◇経過観察に利用
自身の糖尿病の状態を把握するため、血糖値がどのように変わっていっているか、食事療法や運動療法、薬物療法はどれくらい効果を発揮しているかといった点を確認することができます。
糖尿病連携手帳にきちんと情報を書き込んでいき、自身の身体の変化を確認しましょう。
◇家族と共有
糖尿病連携手帳は、自身の自己管理ができるだけでなく、家族と共有することも可能です。
リビングに置いておくと、家族にも血糖値の状態を把握してもらうことができ、食事内容も意識してもらえます。
※「糖尿病連携手帳」をお持ちでない方は、かかりつけ医にご相談ください。
◇糖尿病と歯周病の深い関係
歯周病は、血糖コントロールを悪化させます。一方、糖尿病になると歯周病になりやすいという相関関係が明らかになっています。歯のお手入れはしっかり行い、定期的に歯科検診を受けましょう。
■糖尿病予防のための食事今できること7カ条
1.1日3回、食事はきちんと規則正しく。
たとえば朝食を抜くと、インスリンが作用しにくくなるだけでなく、昼食に高カロリーのものを摂ったりして、栄養バランスが崩れがちです。
2.栄養バランスのとれた食事をしましょう。
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく。食べてはいけないものは特にありません。
3.食物繊維をしっかり摂るようにしましょう。
食物繊維には、食後の血糖値上昇を抑えるだけでなく、血清コレステロールの増加を防ぎ、便通を改善する働きがあります。野菜や海藻、きのこなど、食物繊維を多く含む食品を食べるようにしましょう。
4.食べ過ぎに注意しましょう。
「腹八分目」を目安に、特に油っこいものと甘いものは控えめに。
おかずの味が濃いとごはんを多めに食べてしまいがちなので、味つけは薄味に。
5.1人分ずつ分けて盛り付けましょう。
大皿に盛り付けた料理は、どれだけ食べたかわかりづらく、食べ過ぎになりがちです。
6.よくかんで、ゆっくり食べましょう。
早食いは満腹感を感じる前にたくさん食べてしまうので、肥満のもとです。
7.飲み物は、水や甘くないお茶に。
清涼飲料水には糖質が多く含まれています。飲み物はできるだけ、水や甘くないお茶などにしましょう。
出典:「みんなで始めよう!糖尿病予防(公益財団法人健康・体力づくり事業財団)」
問い合わせ:健康増進課
【電話】31-1129
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