本市出身の歌人・若山牧水の命日にあたる9月17日に、第73回牧水祭(日向市・日向市教育委員会・日向若山牧水顕彰会主催)が、牧水生家横の歌碑前で開催されました。
今年は、牧水没後95年の節目の年で、牧水のひ孫の新見麻里さんをはじめ若山家親族の方、群馬県みなかみ町牧水会、東京牧水会、愛知牧水顕彰会など県外からも多くの人が参加しました。参列者は歌碑に献酒を行い、近代短歌史に偉大な足跡を遺した牧水を偲びました。
歌碑祭終了後は、ふるさとの家に会場を移し、「牧水を偲ぶ会」を開催。坪谷小学校児童による牧水の歌斉唱から始まり、「牧水と伊藤一彦~牧水との出会い、そして今~」と題した伊藤一彦若山牧水記念文学館長の講演が行われました。伊藤館長は牧水の歌を引用し、エピソードを交えながら人間牧水の魅力について話されました。
懇談会では、「牧水短歌朗詠の会」の朗詠披露や「ギターandマンドリンアンサンブルさくら会」による牧水の作品「白鳥の歌」の演奏などがあり、牧水が好きだった田舎料理を囲みながら、お互いの親睦を深めました。
今後も市では『牧水生誕の地日向市』を全国に向けて発信する取り組みを進めていきます。
問い合わせ:スポーツ・文化振興課若山牧水・文化振興係
【電話】66・1038
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