国際アルツハイマー病協会(ADI)は世界保健機関(WHO)と共同で、9月を「世界アルツハイマー月間」、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、と定めています。期間中は世界中で認知症に関する取り組みが行われます。
今年の6月16日、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が公布されました。この法律は認知症の人が尊厳を保持し、希望を持って暮らせる社会の実現を目的とし、認知症への理解と関心を深めるため、9月を「認知症月間」、21日を「認知症の日」と定めています。
認知症は誰もが発症する可能性がある身近なものです。65歳を過ぎると発症する人が増えはじめ、85歳以上では4人に1人が発症するとも言われています。
◆認知症に関するサービス
◇日向市認知症ケアパス
市では、「日向市認知症ケアパス」を作成しています。これは、認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れをまとめたものです。簡単なチェックリストや相談窓口、認知症サポーターなどを記載しています。
◇認知症カフェ
日向市社会福祉協議会が、毎月、市内4か所に「コミュニティカフェ(認知症カフェ)」を設置しています。認知症の人やその家族だけでなく誰でも気軽に集まれる「つどいの場」です。ちょっとした気になることなども気軽に相談することができます。
※日向市社会福祉協議会【電話】52・2572
また、市では認知症月間に合わせ、9月1日から10日まで市役所1階市民ホール、その他市内各所で認知症に関連した展示を行います。ぜひ、お立ち寄りください。
◆認知症サポーターキャラバン
認知症の人やその家族の応援者である「認知症サポーター」の養成講座などを開催。自治体と協力して、全国で認知症サポーターを育成しています。
問い合わせ:高齢者あんしん課地域包括ケア推進係
【電話】66・1022
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