◆初代日向市長と台湾のご縁
8月末に美術家でドキュメンタリー映画監督の小松孝英さんから誘われ台湾を訪問。台北市在住の田丸真美さん(諸塚村出身)の説明で、初代日向市長 三尾良次郎氏が1930年(昭和5年)に建て、家族と住んでいた台北市大安区青田街の邸宅(跡)などを訪問しました。
戦前から残るこの家は多額の費用で修復され、現在は和合青田という茶館として営業しています。できる限り当時の状態に戻している事や、三尾家の方々との交流などを館長に伺いました。和洋折衷の三尾氏のセンスが感じられる建築様式に何か懐かしい気持ちになれます。ここはかつて昭和町と言う地名で日本人が多く住む地域でした。
三尾氏は1928年(昭和3年)台北高等学校(旧制)の教諭として台湾に渡り、戦争が激化する1944年(昭和19年)に日本に戻ります。台北高等学校(現.国立台湾師範大学)は当時、超難関の進学校。李登輝元総統や中村地平氏など多くの優秀な学生を育てました。
今回、台北市大安区長や台湾師範大学教授の皆様とも懇談させていただき、三尾良次郎氏が繋いだご縁に感謝しています。
市民の皆さんも台湾に行かれるときには青田街を訪れてみませんか?
日向市長 西村さとし
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