※11月25日は、女性に対する暴力撤廃の国際デー
■なぜ、女性に対する暴力が起きるのか?
暴力とは、自分の思いどおりにするために相手を傷つけてコントロールしようとする行為です。令和2年の市の調査では、「大声で怒鳴る」など配偶者や恋人から何らかの暴力を受けた割合が、女性は46.5%、男性は22.3%でした。全国の調査でも、暴力の被害にあうのは男性より女性の方が多いとの結果が出ています。(内閣府男女共同参画局令和6年3月「男女間における暴力に関する調査報告書」)
暴力をふるう人の中には、「女性は従うもの」という無意識の思い込みがあったり、暴力以外に自分の気持ちを伝える方法を知らない場合もあると言われています。性別にかかわらず安心して暮らすために、暴力のない人間関係のつくり方を、みんなでもう一度見直していきましょう。
◆女性に対する暴力ってどんなこと?
・ストーカー行為
・夫や恋人などからの暴力(DV)
・セクシャル・ハラスメント
・盗撮
・性行為の強要
・売買春
・人身取引
・痴漢
など
◆講座開催のご案内『DV基礎講座』
DVに悩む人を支えるために必要なことや加害者の行動サイクルなど、被害をなくすための本質的な内容を、20年以上にわたり被害者支援活動などに取り組む第一人者から学べます。
講師:財津三千代(ざいつみちよ)さん/一般社団法人ハートスペースみやざき 代表理事
鹿児島市出身、教員生活を経て宮崎に移住。親友のDV問題をきっかけに女性たちが抱える性差別による生き難さについて考えるようになり、男女共同参画社会推進について学ぶ。性差別による暴力という切り口から、誰もが互いに人権を尊重し、その能力を発揮することができ、安心して自分らしく生きることが可能な社会作りを目指し、平成13年にDV被害者支援団体「ハートスペースM」を立ち上げた。令和4年11月まで代表理事を務め、以降は社団法人ハートスペースみやざきの代表理事。日本フェミニストカウンセリング学会会員、性暴力被害支援員、宮崎県男女共同参画センター理事。
日時:11月19日(火)午後7時から8時30分まで
場所:「さんぴあ」(中町1番31号 市文化交流センター小ホール棟2階)
定員:20名(申込先着順・参加無料)
申込方法:電話、FAX、または電子メールで「さんぴあ」へ申し込み
「さんぴあ」【電話】50-0300【FAX】50-0301【E-mail】sunpia_k@yahoo.co.jp
休館日:毎週水曜日
◆暴力を受けている人、暴力をふるう自分を変えたい人は相談してみませんか
~暴力は、見聞きする子どもにも影響を与えます~
子どもの前で保護者が激しいけんか(腕をつかむ、たたく、蹴る、怒鳴る、馬鹿にする、不機嫌な態度をとる、など)をすると、子どもがその暴力を見聞きすること(面前DV)によって体と心が深く傷つき、体の成長や脳の発達に影響を及ぼしたり、心の傷が残ったりすると言われています。
暴力で解決することは、何もありません。どうにかしたいと思ったときは、相談してみませんか。一人では気付かなかった解決方法が見つかるかもしれません。
◇子どもに与える影響
・空想の世界への逃避
・激しい怒り
・自分が暴力の原因だと思う
・自己評価が低くなる
・暴力で問題を解決しようとする
・いつも緊張して安全感・安心感が育たない
・ほかの人を信頼できない
・強者が弱者を支配するのが自然で、「弱いこと」が悪いと考えるようになる
「DV(ドメスティック・バイオレンス)と児童虐待-DVは子どもの心も壊すもの-」(内閣府)
(【URL】https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv-child_abuse/index.html#eikyo)を加工して作成
◆「さんぴあ」相談室
「さんぴあ」相談室では、夫婦、家庭のこと、生き方、人間関係などの様々な悩みについて、電話または面談で相談を受け付けます。
ゆっくり話してみませんか。
(相談無料・面談は予約制)
相談専用:【電話】55・1660
面談場所:「さんぴあ」(中町1番31号 市文化交流センター小ホール棟2階)
相談時間:月・火・木・金 午後1時~4時(祝日・年末年始を除く)
◆「女性に対する暴力をなくす運動期間」周知啓発パネル展
期間:令和6年11月12日(火)から11月25日(月)まで
会場:市役所1階市民ホール
※11月26日(火)から12月2日(月)までは、市立図書館2階で開催します。
(写真は、令和5年度に行ったパネル展のものです。)
問い合わせ:地域コミュニティ課男女共同参画推進係
【電話】66・1006
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