日向市産業支援センター「ひむか-Biz(ビズ)」を利用した人の声をお届けします。
◆相談者
有限会社日向キャステイング
代表取締役 笹部 直規(なおき)さん
◇相談を重ねることで「形がなかったものが形に」
コロナ禍の影響で本業の船舶部品の売上が減少。生き残りを模索する中で、「銅合金製鋳物鍋」を開発し、個人顧客向けへの販売に挑戦しました。販売方法や販路開拓など未知の世界だったため、ひむか-Bizのホームページを見て相談に行きました。
ひむか-Bizでは、「鋳物(imono(いもの))のいいもの」をブランド化するため、強みを明確にし、販売戦略を立てていく支援を受けました。商品のターゲットやコンセプトを固め、銅鍋に「tefu-tefu(てふてふ)」という愛称をつけ、販売の準備を整えました。
クラウドファンディングMakuake(マクアケ)での販売は、予想を上回る409%という達成率で終了でき、この結果をもとに、ターゲットとしていた百貨店との商談が成功しました。また、権威ある料理情報誌「料理王国」で、プロの料理人が選ぶ「料理王国100選」を二年連続で入賞できました。
「形がなかったものが形になっていった」と思います。ターゲットを定めたことで方向性が明確となりました。
今では「銅鍋の会社」という認知で本業での知名度も上がり、商売の幅が広がりました。そして、鍋を愛用するお客様に喜んでもらえていることが社員のモチベーション向上につながっています。
◇ひむか‐Bizからの一言
企業にも商品にもセールスポイントは必ずあります。日向キャスティングの高い技術や知識をお客様目線で徹底的に深掘りすることで商品の価値を明確にできました。
問い合わせ:商工港湾課中小企業振興係
【電話】66・1025
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