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市長コラム(New!!コーナー)

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宮崎県日向市

◆知れば知るほど興味深い「日向市の歴史」
市長に就任し、改めて日向市の成り立ちや歴史を学ぶため図書館やインターネットなどで調べる機会が増えました。先人たちの過去の苦労や努力を知り、今後に生かしていく意味合いもありますが、僕の知的好奇心を満たすことが目的であります。
さて、先日借りた本(「天領と日向市」甲斐勝著)のなかに、1868年(慶応4年)徳川幕府から新政府の誕生に伴い、天領であった当時の臼杵郡(平岩村・財光寺村・富高村・塩見村・日知屋村)をはじめ合計29村を管轄した「富高県」が誕生。その県庁を富高新町に置いたとのこと。(初代県知事は肥後出身木村得太郎氏)
いわば、現日向市は日向国に置かれた最初の県の県庁所在地となったわけですが、行政統治がなかなかうまくいかず、わずか4か月で廃止され、日田県に併合されたとのこと。
その後の再編で1871年(明治4年)に美々津県が誕生し、美々津町に県庁が置かれたことは私も知っていましたが、こちらも1年3ヵ月後、日向国と合併して宮崎県が発足する為に廃止となります。
県庁は当時も今も行政の中心でありますが、一度廃止となったのに、なぜに二度も日向周辺が選ばれたのか。当時の新政府の統治機能の迷走や混乱も感じられますが、当時の富高県や美々津県が今も続いていたならどうなっていたのか。日向市の歴史について僕の知的好奇心は膨らんでいきます。

日向市長 西村さとし

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