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自治体の皆さまへ

知ってほしい!下水道事業の現在地

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宮崎県日向市

9月10日は「下水道の日」

◆下水道を取り巻く環境の変化~増えるコスト・減る人口~
下水道事業を取り巻く環境は年々厳しくなってきており、人口減少などによる使用料収入の低下や、施設の老朽化による更新、大規模地震災害に対応するための備えなど、さまざまな問題に直面しています。

◆下水道管は作ったらそれでおわり?~下水道管も歳を取る!~
日向市は、1974(昭和49年)年から事業着手して以来、下水処理場に加え、約213kmの下水道管を整備してきました。これらの下水道施設は時間の経過とともに少しずつ傷んできています。

一般的に布設後30年経過すると道路陥没等の事故が急増すると言われています。

現時点で、汚水管全体延長の40%程が30年を経過しており、点検・調査を行いながら、老朽管の更新を行っていく必要があります。

◇清掃・点検・調査
下水道施設を健康な状態に保つために、定期的に清掃を行っています。また、管内部の傷みがないか、専用カメラを使って調査しています。

ひとりひとりが下水道を大事に使ってもらう事で、長く使い続けることができます。異物や油類を下水道に流さないようにお願いします。

◆建設から維持管理と改築の時代へ
下水道事業の着手から50年が経過し、令和8年度までに汚水管の整備が完了する予定です。今後は、施設の維持管理の時代に移っていきますが、処理施設や老朽管の大規模更新を進めていくことに加え、大規模災害に備えるため地震・津波対策の推進も重要となってきます。

◇地震対策がなされていないと…?
先の能登半島地震や東日本大震災などの被災事例でもあるように、大規模な地震が発生した際には、下水処理場が処理機能を失い、また、下水管の寸断やマンホールの浮上等により汚水の移送ができなくなります。下水処理機能を確保するために、計画的に地震への備えを行っていく必要があります。

◇減少していく人口
本市においても、今後確実に減少する人口と連動して減少していくことが見込まれる下水道区域内の受益者によって、将来の下水道事業を支えていくことになります。
そのため、施設規模の見直しをはじめ、効果的な事業運営をより一層推進していく必要があります。

◆持続可能な下水道事業の経営を目指して
市では下水道事業を取り巻く環境に対応し、将来に渡り持続可能な下水道事業の運営の実現に向けて、下水道使用料の適正水準について検討し、今後の事業計画(経営戦略)の見直しに取り組んでいます。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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