水道事業は、皆さんから支払われる水道料金のみで運営しています。現在の水道料金は、平成7年4月から据え置いてきた金額です。しかし、今後、人口減少や節水型設備の普及で水道料収入が減る見込みであることや、老朽化による水道管入れ替え・耐震化などに多額の費用が発生することから、現在の料金設定では健全な運営ができない状況になっています。
安心・安全な水道水を皆さんにも、そして次の世代にも届けるため、30年ぶりに料金改定を行います。改定の開始は令和7年4月請求分からです。
■料金改定が必要な理由
◆水道管の老朽化対策などによる費用の増大
・施設の老朽化(管路の耐用年数超過率 70.1%、修繕費平成7年度5,224千円→令和5年度15,995千円 306.1%増)
・施設の耐震化(基幹管路の耐震化率 20.8%)
・物価の高騰(燃料費:平成7年度9,821千円→令和5年度14,017千円 142.7%増)
◆人口減少による水道料金収入の減少
・人口(平成7年度7,121人→令和5年度6,625人、減少率6.9%、496人の減)
▽現行料金を維持した場合の内部留保金の推移
→これらの要因により、現在の料金のままでは令和9年度から赤字経営に転落する見込み
■料金改定の内容
家計への影響を緩和するため、下表のとおり5年間にわたって段階的に改定します(金額は税込み)。
◆改定のポイント
令和7年~11年までの各年度ごとに、基本料金を毎年100円、従量料金(1立方メートルあたり)毎年20円増額
※令和7年度のみ基本料金は120円、従量料金は18円の増額
詳しくは役場ホームページをご覧ください。
問合せ:上下水道係
【電話】77-3467
<この記事についてアンケートにご協力ください。>