◆column-二ホンモモンガ
樹上で暮らす日本固有のほ乳類で、綾町が国内の分布の南限にあたります。
寒い時期でも冬眠せず、季節ごとに樹木の葉っぱや果実、樹皮、たまに昆虫などを食べて生活しています。
前足と後ろ足の間にある「皮膜」を広げることで、風を受けながら木と木の間を滑空して移動することができます。
同じように滑空する動物にはムササビがいますが、ムササビは尾まで皮膜があるため、広げると五角形に見えます。一方、モモンガは尾には皮膜がないので皮膜を広げると四角形に見えます。大きさとしては、ムササビは座布団くらい、モモンガはハンカチくらい。どちらも夜行性なので観察しづらいのが難点です。
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