◆column-ヤマネ
森の中にすむ、リスでもネズミでもない小さな哺(ほ)乳動物。ふさふさしたしっぽに、背中の黒いラインが特徴のヤマネです。日本の固有種で、国内には1属1種しかいないため、国の天然記念物に指定されています。
暖かい季節の夜には、森の中で樹木の上を動き回り、花の蜜や果実、昆虫などを食べています。秋から冬にかけて気温が10度近くまで下がると、樹木の洞(うろ)や鳥の巣箱などにコケなどを敷き冬眠します。冬眠中は丸くなって仮死状態になるため、「マリネズミ」とも呼ばれています。かわいい姿ですが、許可なしには触れないほど貴重な動物ですので、見つけてもそっとしておいてくださいね。
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