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[保健だより]麻しん(はしか)の感染事例が報告されています!

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宮崎県美郷町

麻しんは、現在、海外における流行が報告されており、今般、国内においても海外からの輸入症例を契機とした感染伝播事例が報告されています。
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、感染して約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われており、死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持ってない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
ワクチンを2回接種したことがない方やこれまで麻しんに罹患したことがない方は、感染するリスクがあります。麻しん(はしか)はワクチン接種が有効な予防法です。対象者には、予診票を送付しています。無料で受けられますので、決められた時期に忘れず接種しましょう。なお、接種を受けないまま対象の時期を過ぎてしまった方も、自己負担が必要ですが、医療機関で接種出来ます。接種医療機関にご相談ください。

■対象者
I期:1歳から2歳に至るまでの間にある者
II期:5歳から7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者

■使用ワクチン
MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)

※風しんにも気を付けて!
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症。飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。症状は、不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群(眼や心臓、耳等に障がいをもつ)の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。これらのことから、対象の時期にきちんと接種を受けるようにしましょう。

お問い合わせ:健康福祉課
【電話】66-3610

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