お知らせ 地域包括医療局からのお知らせ

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こんにちは、西郷病院内科の原田です。今回は“高血圧症”に関してお話しします。

■高血圧に自身で気づきましょう
血圧は多少高いだけでは症状がほとんどありません。それ故に知らない間に血管に負担がかかり、密かに動脈硬化が進みます。徐々に血管内が狭くなったり、動脈の瘤が出来たりすることがあります。人間ドックで動脈の異常が発見されることもありますが、気付いた時には心筋梗塞や脳卒中、動脈瘤破裂になっていたという方も多いです。高血圧に早く気付くことが大切です。

■若い時は高血圧じゃなかったのに
加齢は高血圧の主な原因ですが、近年東京大学で加齢と高血圧の関係性が解明されています。加齢によって若さを保つ遺伝子が機能しなくなった結果、過剰に塩分摂取したときに高血圧になりやすいようです。
自分がどのくらい塩分を摂っているか分からない場合、参考になるウェブサイト「宮崎県健康長寿サポートサイト」があります。こちらに減塩のコツや料理に含まれる塩分量が分かりやすく載っていますので、ご覧いただいて摂取量を把握してみてください。

■秋冬が来ます
寒暖差のある季節は血圧が不安定になりやすく、心臓病や脳卒中の発症が多い時期になります。血圧を自宅で測って病院に記録を持ってきてくれる方がいますが、もっとそのような方が増えてほしいと思います。病院で測る血圧だけでは降圧薬の調整が困難なことが多いです。ぜひよろしくお願いします。

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