お知らせ 戦時下の村を担って

19／43

■旧南郷村橋口義雄村長の戦死から80年

南郷村(現・美郷町南郷)の橋口義雄村長は、戦局が悪化する昭和19(1944)年6月29日に戦死しました。沖縄防衛のため編成された部隊の輸送船「富山丸(とやままる)」に乗船、アメリカの魚雷攻撃をうけて沈没し亡くなったのです。
橋口村長が42歳で戦死して今年80年を迎えます。これを機に、戦時下の厳しい時代に村長としての職務に尽くした橋口氏を偲び、戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぐ資料展を開催しています。

場所：美郷町役場南郷地域課ホール
展示期間：令和6年6月1日(展示中)から令和6年8月30日まで
(閉庁日を除く、8時30分から17時)
主催：美郷町
共催：株式会社夕刊デイリー新聞社

▽橋口義雄氏
南郷村上渡川生まれ。地元の小学校を卒業後、旧制延岡中学校に進学。宮崎県警を経て、昭和18(1943)年3月に南郷村の助役、同11月には村長になった。
戦時下で村民挙げての食糧増産や貯蓄運動の先頭に立ったが、昭和19(1944)年に2度目の召集。6月29日、乗船した輸送船「富山丸」が鹿児島県徳之島沖で米潜水艦の魚雷攻撃で沈没、戦死した。死者数は3700名以上に上った。

お問合せ：南郷地域課
【電話】59-1601