保健だより 救急医療に正しいご理解を(1)～美郷町の救急医療体制～

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現在、美郷町内における119番通報は全て日向市消防本部に転送されます。日向市消防本部で通報内容と場所を確認後、西郷地区は役場本所、南郷・北郷地区は各支所に電話が転送されます。その際、電話は3者通話(通報者・日向市消防本部・役場)となっており、必要に応じて日向市消防本部の助言を頂きながら聞き取りを行っています。
救急現場では、通報者が慌てて電話されることが多く、ほとんどの事案でコールバック(救急救命士から通報者への聞き取り)を行いながら資機(器)材等の準備や現場位置の特定、救急車両に適した経路を選定して出動しています。
現場到着後、救急救命士は傷病者の第一次観察を行い、早期医療介入を優先し活動方針を決定します。現場で出来る最低限の処置を行い、救急車内へ収容し、心電図や血圧測定など病態観測を行います。このことにより、事前に病院に詳細な病態を知らせることで、ドクターヘリやドクターカーの要請など病態に合わせた適切な病院への搬送するとともに、病院側が必要な受け入れ準備ができるので、車両出発までの間に一定の時間を要していますが、結果として高度医療介入が早まることを目的として活動しています。

★次号(9月号)へ続く…

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