重症熱性血小板減少症候群はSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。
農作業や山林作業以外にも庭仕事や家の周囲の散歩でも感染が疑われるケースもあり、ちょっとした活動でもマダニに咬まれないよう注意しましょう。
宮崎県内では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告数が全国で最も多く、死亡者も出ています。
■主な症状
ウイルスを保有しているマダニに咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節の腫れ、出血症状を起こします。時に頭痛、筋肉痛、意識障害、けいれん、昏睡を起こします。
■感染予防 ※マダニに咬まれないようにすることが最も重要です!
・つばのある帽子
・首にタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着る
・服の素材は化学繊維などダニの付きにくいものを着る
・シャツの袖口は、軍手の中に入れる
・シャツの裾は、ズボンの中に入れる
・ズボンの裾に靴下を被せ、靴の中に入れる
▽肌の露出を少なくする
・帽子・手袋を着用し、首にタオルを巻くなど
・シャツの裾はズボンの中に、袖は手袋の中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる
▽明るい色の服を着る
▽虫除け剤を使用する
(ディートやイカリジン成分を含む物が有効)
▽ペットの管理をする
・ブラッシングをしてマダニが付いていないか確認する
・動物病院でマダニの駆除剤を使用する
・ペットに触れた後は必ず手洗いする
・ペットの体調不良に注意し、体調不良の際、動物病院を受診する。
■もしマダニに咬まれたら
・無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。
・マダニに咬まれた後、3週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状があった場合は早めに医療機関を受診しましょう。
お問合せ:宮崎県感染症対策課
【電話】0985-44-2620
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