■山瀬の馬頭観音 (町指定文化財)
馬頭観音は山瀬集落の旧道筋に祀られています。今から約195年前(天保年間)に作られたと考えられ、高さは56センチあります。損傷も少なく原型をとどめています。
馬頭観音は他の観音像とは異なり、怒りの表情をしています。この怒りの表情は人々の煩悩を馬のように食い尽くし、厄災を取り除く力強さを表しているといわれています。頭の上に馬の頭を載せているので、馬の守護神のように思われ、馬の健康や死んだ馬の冥福を祈るために建てられるようになったといわれています。
美郷町文化財保護調査委員会
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