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[町の話題] 考えよう!一般廃棄物最終処分場シリーズ 42

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宮崎県美郷町

■第6回建設検討委員会を開催しました(その1)
日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村で構成する日向東臼杵広域連合では、次期広域最終処分場の整備等を進めており、この度、第6回次期広域最終処分場建設検討委員会(以下、「建設検討委員会」といいます。)を開催したのでお知らせします(今回は「1」と「2」のみ記載。「3」と「4」は3月号へ掲載予定です)。
※広域連合のHPに会議録や会議資料を公表しています。(二次元コードは本紙を参照してください。)

◇第6回建設検討委員会の概要(1)
日時:令和6年11月28日(木)14:30~16:40
場所:美郷町西郷ニューホープセンター
内容:
1.地質調査結果(中間報告)及び地質的留意事項について
結果及び留意事項、対応等については次のとおりです。
(1)地下水が2層あること
(2)阿蘇火砕流堆積物の中で堅さが違うことにより、法面の切土を行う際に流出する可能性があること
⇒地質調査の中で性状を確認し、法面をどれくらいの勾配で切ればいいかを検討していく。
(3)河川の玉石が分布している段丘堆積物の層が、地耐力は期待できるが水が流れやすく透水性が高いため、一部の地下水の流出経路となっていること。
⇒地層の圧が少しかかっている被圧水となるため、水位や流れを調査しながら確認を行い、併行してコンクリート構造物を設置した際に問題が生じないか確認していく。
(4)施設配置に関する過去に起きた地滑りが現在の計画地に3箇所分布していること。
⇒該当箇所に設置予定だった防災調整池は位置をずらして対処する。地滑りについては継続調査を行い、対応検討をさらに進めていく。

2.最終処分場施設計画について
施設計画のそれぞれの方式等について比較検討を行い、方針を決めました。
(1)施設配置計画
⇒防災調整池については、地滑り地形を避けて配置。併せて埋立地について縦横の長さを変更し、課題に併せて対応する。
(2)埋立計画
⇒埋立地を屋根ですべて覆う1区画とし、埋立構造については埋立地内の安定化のために酸素の循環を行う準好気性埋立構造を採用する。また、埋立方式については屋根や側壁等を設置し、屋内で管理できる被覆型処分場のため、一層毎に埋立てた後に土を被せるサンドウィッチ方式を採用する。
(3)廃棄物搬入方法
⇒埋立地への通路を整備し、ダンプトラックによる直接搬入方式を採用。
(4)貯留構造物計画
⇒全体をコンクリートで一体の構造物として造るコンクリート構造形式を採用。
(5)浸出水処理計画
⇒浸出水処理施設の中で処理量、散水量の設定が必要になるため、処理水を綺麗にさせていくため廃棄物と水の比(液固比)を設定する。値としては3.0(廃棄物1に対し、水を3倍)とした上で将来的に散水していくこととする。

※詳しくは本紙をご覧ください。

お問合せ:
町民生活課【電話】66-3604
広域連合【電話】53-3401

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