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西都児湯医療センター対談 西都市の地域医療について語る

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宮崎県西都市

令和6年4月からの西都児湯医療センター理事長の選任を受けて、市長と理事長が対談を行いました。
西都市長 橋田和実(はしだかずみ)×西都児湯医療センター理事長 長田直人(ながたなおと)

西都市長 橋田和実(以下「市長」)
前任者の残任期間として、今年度から理事長職をお願いしている長田直人先生を、来年度から4年間、西都児湯医療センターの理事長として選任しました。今後も、よろしくお願いいたします。

西都児湯医療センター理事長 長田直人(以下「理事長」)
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

■次期理事長の選任を受けて
理事長
西都児湯の中核的病院として、地域医療の水準のさらなる向上を図り、救急医療に取り組みたいと考えています。

市長
西都児湯の住民の皆さんの健康の維持および安全・安心を確保していただけると期待しています。

■第3期中期目標で一番重要だと考えていること
市長
緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供だと考えております。

理事長
同じ考えです。救急医療の充実のため、脳外科医は最低でも1人の常勤医を確保し、手術ができるようにしたい。呼吸器内科医も確保しなければなりません。

■令和4事業年度の業務実績に関する評価
市長
評価委員会において一定の評価を受けた項目については、引き続き経営努力を求めるとともに、「緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供」をはじめとする医療提供サービスや、持続可能な経営基盤の確立が危惧されることなど、令和4年度計画を下回った項目を重視した評価を行ったところです。

理事長
評価結果はしっかりと受け止めました。達成できていないことも多くあります。これから4年間を任されましたので、目標の達成に向けて取り組んでいきます。

■経営改善
市長
常勤医師を確保し、診療機能を充実させて、経営の安定化について最大限の経営努力と改善を求めます。

理事長
安定した経営のためには、常勤医師の確保が必要です。また、経営の質の向上のためには、医療センターとして目指すビジョンを明確にし、全職員がそのビジョンに向かって取り組めるように、さまざまな情報を全員で共有することが必要だと考えています。

■医師確保
市長
医師の退職などもあり厳しい状況だと思っているが、ご尽力いただきたい。

理事長
常勤医として、脳神経外科医、呼吸器内科医、循環器内科医の確保が必要です。大学からの非常勤医師により診療している外来診療も、センターの常勤医が診療できるようにしたいですし、地域に不足している小児科医や産婦人科医の確保にも努力したいです。もちろん、救急医療についても充実させていきたいと考えています。

■宮崎大学医学部との連携
理事長
医師の派遣は継続してお願いしていきます。

市長
こちらでも機会を作り、医師派遣のお願いをしていきたいと考えています。

■夜間急病センター
理事長
内科部門と外科部門は大学からの多くの医師派遣によって支えられています。この状態を維持し、加えて西都市西児湯医師会からの協力も得られるようにお願いしたいと考えています。

市長
西都児湯で唯一の夜間急病センターなので、非常に大事です。医師会からも再び協力が得られるようになるとありがたいです。

理事長
就任してすぐ医師会に加入しました。私どもとしては、良好な関係を築いていきたいと考えています。

■新病院建設
市長
医療センターと共に連携協力しながら、できるだけ早期に実現できるように進めていきたいと考えています。

理事長
西都市と児湯郡5町1村の住民の皆さんの健康と命を守る病院です。災害に強い病院が必要だと考えます。

■情報発信
市長
広報さいとの西都児湯医療センター情報も、本年度から毎月掲載となり、より身近に感じられるようになりました。私も毎回興味深く拝見しています。

理事長
さまざまな情報を発信して、医療センターのことを皆さんによく知ってもらったり、ご自身の身体や健康管理などについて役立つことを載せたりしたいと思っています。たくさんの方に見てもらえるとうれしいです。患者さんや住民の健康を第一に考えて運営していきますので、今後もよろしくお願いします。

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