11月4日(土)・5日(日)、西都古墳まつりが西都原御陵墓前広場をメイン会場に、今年も盛大に開かれました。
4日夜、古代衣装を身にまとい、御神火から分火されたたいまつを持った約600人の参加者が、都萬神社から会場まで約4kmのルートを歩いて進みました。たいまつ行列が会場に到着するといよいよ『炎の祭典』がスタートです。夜空に大きく燃え上がるやぐらを中心に、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの結婚を祝う「女人(にょにん)の舞」や、ミコトの東方出征を表現した「武人の舞」、3人の子どもたちの誕生を表した「皇子の舞」が次々と披露されました。最後に太鼓の演奏や花火も打ちあがり、まつりに花を添えました。
この闇夜と炎が織りなす幻想的な光景は一夜限り。会場には多くの観客や写真愛好家が訪れ、古代ロマンを堪能していました。
▽たいまつ行列には、台湾・羅東鎮の呉秋齢(ウーチューリン)鎮長をはじめとする羅東鎮公所の皆さんや、虎尾高級中学・台中実験学校の学生さん86人も参加。呉鎮長は「炎の祭典の幻想的で勇壮な舞いは、非常に感動しました。西都市は伝統的な祭りを生活と観光にうまく組み込んでおり、羅東鎮が学ぶべき素晴らしいアプローチだと思います。西都の皆さんも、機会があればぜひ、羅東鎮にお越しください」と話してくれました。
▽ルートには妻高生と地域の皆さんで作った約2000個のランタンが並べられ、道を幻想的に照らしました。
▽5日には、御陵墓の一般参拝が行われたほか、神楽の奉納、コフリンピックなども例年どおり開催。ヴィアマテラス宮崎の選手によるストラックアウトもありました。また、テゲバジャーロ宮崎の選手には、4日のたいまつ行列の分火のお手伝いをしていただきました。妻南小学校6年生の皆さんによる臼太鼓踊りや、ニニギくんアンドコノハナちゃんらの『古墳でこーふん健康体操』も披露され、会場を盛り上げました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>