文字サイズ
自治体の皆さまへ

市長コラムvol.40

15/25

宮崎県西都市

■台風10号襲来を振り返って

8月下旬の台風10号の被害に遭われた皆さまに対して、心よりお見舞い申し上げます。本市では8月26日から雨が降り始め、30日まで暴風雨の影響がありました。市では26日13時に内部協議を開始し、28日9時半には災害対策本部を設置しました。28日から30日の間に計11回の災害対策本部会議を開催し、災害対応を協議しました。
特に、今回の台風は降雨量がかなり多いことが予想されていたので、一ツ瀬ダムと立花ダムの水位を事前から下げていただくように要請、さらに溜め池などの事前放流も行いました。樋門についても、消防団による徹底した管理がなされ、河川氾濫や内水面の浸水を防ぐことに集中して対策を講じました。また、桜川樋門では、国土交通省の移動式ポンプ車を初めて活用。西都土木事務所とも緊密な連携を取り、これらの結果、河川関連の被害を防ぐことができました。
しかし、28日14時ごろと29日未明に発生した突風は防げず、被災住家100軒以上、3農家のビニールハウス全壊など甚大な被害となりました。ただ、幸いにも人的被害が少なかったことは救いでありました。
災害後の30日夕方から、市としてブルーシートの無料配布や災害ゴミの後片付けをいち早く開始しました。その際、竜巻被害の経験がある延岡市から提供いただいたブルーシート100枚も配布しました。
また、自宅が被災され入浴できない方に対しては、株式会社日南から妻湯にて無料で入浴施設を利用できるよう対応いただきました(平成31年4月17日に災害協定締結)。ご支援・ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。
今後も、市民の皆さまの安心、安全確保のため、防災、減災、危機管理に徹底して取り組んでまいります。皆さまのご指導とご協力をお願い申し上げます。

橋田 和実

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU