■長寿を祝う
今年度、本市には100歳以上の長寿者が48人おられ、その内訳は男性が7人、女性が41人となっています。今年度新たに100歳になられる方はそのうち20人です。また、新たに88歳の米寿を迎えられる方も275人おられます。まさに人生90年時代を迎えたと言っても過言ではありません。
私は市長として、敬老の日に合わせて今年100歳になられる方を訪問し、お祝いを申し上げました。皆さんに共通していたことは「おかげさまで」とこれまで生きてこられたことへの感謝の心であり、多くの方が笑顔を絶やさずに、これまでの経験や日常のことを話されていたのがとても印象的でした。
そのなかに、ご自宅で1人暮らしをされている男性がいらっしゃいました。姿勢も良く、若々しく、同席された息子さんとまるで兄弟のようでした。100歳になられるというのに、毎朝5時に起床し、炊事、洗濯、清掃、そして庭木の手入れを9時までされ、さらには毎日3食を自炊されているとのことです。また、読書、ラジオ体操、ウォーキングも毎日欠かさず実行されているようです。特に、菊花を育てることを趣味とされているようで、毎年11月頃にはご自宅で丹精込めて育てられた花を観賞に来られる方も多いようです。
本市では、「いきいき百歳体操」(週1回、公民館などに集まってDVDを見ながら30分程度の簡単な体操を行う事業)を開催しています。多くの方が参加されており、「足腰の痛みが減った」「集まって交流できて元気になった」との参加者の声もあり大変好評です。気になる方は気軽にご参加ください。今後も市民の健康寿命の延伸に向けて取り組みを進めてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
橋田 和実
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