本市は、各分野の最前線で活躍する事業者の協力を得ながら、アントレプレナーシップ(起業家精神)の養成支援を行っています。
令和5年度は、株式会社デンサン・株式会社スタジオ一撃・妻高校・本市による共同事業として、妻高校情報ビジネスフロンティア科3年生(14人)を対象に、映像コンテンツ制作受託業務体験を行いました。生徒たちは、受注、制作、納品の工程を体験する中で、発注者の意向の確認の仕方や、絵コンテの作成方法、専門の機材を使った撮影や動画編集など、第一線で活躍する映像制作事業者の仕事のフロー(流れ)や考え方を実践的に学ぶことができました。
体験の集大成として、生徒たちはグループごとに西都市公式LINE利用者の増加を図るためのPR動画(15秒CM)を制作。生徒自ら企画・撮影・編集した動画が5作品完成し、その発表会では橋田市長にも見てもらいました。
完成したPR動画は、市役所本庁舎正面玄関の3連モニターで流していますので、ぜひご覧ください。
◇生徒の皆さんから感想です(授業アンケートより)
▽この授業を選んでよかったと思う。普通に生活をしていたら経験できないことをたくさんすることができた。自分の今後の人生に活かしていきたいと思う。また、自分の知らない業種だったので、自分の知らないことをたくさん知ることができ、うれしかった。
▽実際の現場で活躍されているプロの方から指導をしてもらうという貴重な経験ができて良かった。活動する中でコミュニケーション能力や協調性も学べたと思う。この授業で学んだことを、これからの進路や就職した際に活かしたい。
▽将来アニメーターを目指しているので、今回の授業で映像制作クリエイターに必要なスキルなどを学ぶことができ、とても良かったです。特に、編集方法など学べたことが良かったです。とても楽しかったです。
▽1つの課題に向かって各班それぞれ案を出し合ってCMを作っていくのがとても楽しかったです。お客さまから仕事をもらい自分たちで全て行って、どの高校生もやらないようなことができて良かったです。本当にありがとうございました。
◇株式会社スタジオ一撃
籾木良作(もみきりょうさく)代表取締役(本市妻地区出身)
高校生に授業をするのは私たちも初めての体験でしたが、高校生の斬新な発想やスポンジのように吸収する柔軟さを目の当たりにして、とても良い刺激になりました。将来の夢が決まっている生徒や、この授業を経験して映像業界に興味を持ってくれた生徒からは、「貴重な体験ができた」「知らない世界を知ることができた」など、さまざまな感想をいただきました。
未知の世界を経験することで視野が広がり、今後、西都市を活性化する魅力的な人材となってくれることを期待しています。
問い合わせ:総合政策課
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