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自治体の皆さまへ

市長コラム vol.36

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宮崎県西都市

■市財政の健全化を目指して

私は前回の市長選挙において、公約の1つとして市財政の健全化を取り上げさせていただきました。当時は令和2~3年にかけて新庁舎の建設が行われ、その後も公共施設の老朽化による更新や改修、統廃合などによる大きな財政負担や、高齢化社会の進展に伴う医療や福祉などの社会保障費の増大が予想されることを考えると、今のうちから健全な市財政を維持することが市民サービスの向上や市の活性化に繋がると思ったからです。
令和6年度の当初予算は一般会計が202億4千万円で、国民健康保険や介護保険などの特別会計は91億2千万円となっており、毎年度、少しずつ増加しています。一方、令和5年度末の市債(借入金)残高は116億7千万円、基金(貯金)残高は107億6千万円でした。市債は令和3年度の125億3千万円をピークに少しずつ減少しており、基金は令和2年度の68億5千万円から大きく増加しています。
この基金増加に最も貢献しているのが、ふるさと納税寄附金です。令和元年度が14億3千万円、令和3年度が23億5千万円で、令和5年度には32億8千万円と順調に伸ばしており、寄附金の約半分がふるさと振興基金として市の財源となります。
令和4年度決算に基づく市の財政状況を示す指数も良好で、市の借入金に対する将来負担の割合も県内でトップクラスの健全な数値となっています。これからも市役所一丸となって、効率的・効果的な各種事業に取り組むことで無駄な支出を減らし、また、ふるさと納税寄附金などの自主財源を増やし、国・県補助事業の積極的な活用を進めるなど、更なる財政の健全化を図ってまいります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

橋田 和実

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