市では、イノシシやサルなどの鳥獣被害防止対策として、侵入防止柵設置の推進や捕獲対策などを進めてきました。また、捕獲した個体を有効利用するため、全国的にも注目されている※ジビエ利用に向けて、関係者と連携した取り組みを始めています。
※ジビエ(gibier:フランス語)とは、狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉や料理のこと
■被害防止対策の取り組み
電気柵やワイヤーメッシュ柵の設置による侵入防止対策、各地域の有害鳥獣捕獲班(猟友会員)による捕獲活動、有害鳥獣監視員による調査・巡回などを行っています。
近年は、サルにGPS首輪を付け行動範囲などを把握し、効果的な捕獲やわな作動通知システムの実証試験など、ICT技術を用いた効率的な捕獲対策の技術も導入しています。
○捕獲実績の推移(単位:頭・羽)
○農作物被害額推移(単位:千円)
■被害防止対策への市の支援
○電気柵等設置助成
対象:市税を滞納していない市民
対象物:電気柵一式など
補助率:60パーセント以内(対象物ごとに上限有)
※家庭菜園は対象外。来年度分は、11月末までに申し込みください
○ワイヤーメッシュ柵設置助成
対象:市税の滞納がない3戸以上の農家など
対象物:ワイヤーメッシュ柵(市鳥獣被害防止対策協議会からの貸与。電気柵複合柵含む)
補助率:資材代100パーセント(対象物ごとに上限有。自力施工)
※可能な限り、集落単位での取り組みをお願いします
◆ジビエの恵みを届けたい
有害鳥獣として捕獲したイノシシやシカなどを有効利用するため、処理加工施設を導入予定の民間事業者などと連携して、ジビエ利用を計画しています。
高タンパクで栄養価が高い、山や森からのおいしい贈り物であるジビエ。今後の取り組みに期待ください。
○ジビエ利用のイメージ
問い合わせ:森林保全課
【電話】23‒2152
<この記事についてアンケートにご協力ください。>