■有限会社森精肉店
「みそカツ」専門店として、製造・販売を手がける有限会社森精肉店。昭和52年、町の小さなお肉屋さんとして森浩一取締役会長が創業しました。付加価値のあるオリジナル商品を作ろうと、浩一会長が両親と考案したのが「みそカツ」。門外不出のレシピで作るみそだれが醸し出す味わいが、当時口コミで人気を呼びました。「お客様がお歳暮などの贈答品として全国各地に商品を広めてくれた。お客様に育てていただいた会社です」と浩一会長は語っています。さらに、商品の真空パック化や宅配便のチルド輸送開始が同社の飛躍を後押しし、約15年前にみそカツ専門店へと舵(かじ)を切りました。
子どもの頃から、同社を切り盛りする両親の背中を見てきた森裕太郎代表取締役。金融機関での勤務を経て7年前に家業に入り、令和4年8月に父である会長から会社を引き継ぎました。より良い職場環境を目指して、シフト制や変形労働時間制を導入するなど、働きやすい仕組みづくりに取り組んでいます。
「各業務を率先して取り組んでくれる従業員に支えてもらっている。これからも、みんなが笑顔で働ける職場でありたい」と語る裕太郎代表取締役。その瞳には、長年愛される「みそカツ」を継承し、未来へつなぐ力強い意思が輝いていました。
有限会社森精肉店
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