■県内最古の土器(高城町穂満坊・軍神原(ぐんじんばる)遺跡)
平成26年、高城運動公園の屋内競技場建設に伴い発掘調査を行った軍神原遺跡。本遺跡では、約1万2800年前の火山灰(サツマ火山灰)の下から、旧石器時代から縄文時代へ移行する時期の土器が出土しました。
この時代の土器が県内で発見されたのは初めてで、広く注目を集めました。出土した土器は非常にもろい上に親指ほどの大きさしかなく、文様などの特徴となるものも確認できませんでした。それでも、出土した地層から県内最古の土器と特定できたことで、都城盆地の縄文時代の幕開けを物語る貴重な資料となりました。
本遺跡から出土した資料は、都城歴史資料館の常設展で展示しています。
※土器は資料保護のため令和6年1月31日(水)までの展示です
問い合わせ:文化財課
【電話】23‒9547
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