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歴史探訪!

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宮崎県都城市

■墓から出土した土人形
昭和52(1977)年、九州縦貫自動車道建設のため、高崎町前田にある谷川共同墓地の移転改葬が行われました。これに伴い遺骨の掘り上げ作業を行ったところ、江戸時代の(注)肥田木覚左衛門と(注)河野十太夫の墓から、多量の土人形を発見しました。
肥田木氏の墓から出土したものは、その特徴からほとんどが鹿児島県の帖佐人形であることが分かりました。一方、河野氏の墓の人形は、京都府の伏見人形であると考えられています。共に遺体を取り囲むように納められていました。
墓に土人形が副葬されているのは非常に珍しく、貴重な出土例といえます。どのような思いで土人形を墓に納めていたのか、その思いがしのばれます。
※本資料の一部は、11月26日(日)まで開催中の企画展「モノからわかる江戸時代~人々のくらしと産業~」で展示中
注:読み仮名不明

問い合わせ:文化財課
【電話】23‒9547

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