■有限会社新福青果
野菜生産を行っていた先代の新福秀秋さんが、昭和62年に創業した有限会社新福青果。直営農場で根菜類を中心とした生産を行うとともに、契約農家が生産する良質で新鮮な野菜を集約・加工し、安定的に出荷しています。
同社はいち早くICTを駆使した農業に取り組み、日々の農作業には自動運転トラクターやドローンを用いたスマート農業技術を導入。データに基づいた生産に取り組み、効率的で戦略的な新しい農業の働き方を展開しています。常勤社員の平均年齢は38歳。活気にあふれる現場では若い力が活躍し、県外の都市部から移住してきた社員も多くいます。
4年前に東京から本市に移住した執行役員の栗原貴史さんは「当社は社員が提案した企画がスピーディーに実現できるなど、挑戦しやすい環境」と笑顔でやりがいを語ります。
県内大学生の視察受け入れや、市内中学生へのキャリア教育など、農業を次世代につなぐ活動にも取り組む同社。「自分自身も都城で農業に携わるようになり、人生がより豊かになった。今後は市内同業者や行政と連携しながら、都城で農業を行うことで人生がより豊かになる方を、一人でも多く増やしていきたいです」と語る栗原さんの目には、本市農業の明るい未来が輝いていました。
有限会社新福青果
【電話】39-2397
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