■有限会社 古川製作所
ねじやシャフト、自動車や精密機械の部品などの製造・販売を行う有限会社古川製作所。1973年に県外で創業し、その後、山之口町富吉を拠点に確かな技術と柔軟な対応力で顧客の要望に応えてきました。
同社を支えるのは、創業者である古川一美会長の3人の息子たち。業種も勤務地も違った3人が「それぞれの強みを生かし、家業の町工場をより発展させたい」との思いで再集結しました。受け継いできた知識や経験に最新の技術を融合させ、会社の舵(かじ)取りを担っています。
これまで企業向け製品の製造・販売が中心だった同社が「機械化が進む製造業界で町工場が差別化を図るには、新しいことへの挑戦が必要」と、近年力を入れているのが自社製品の開発。代表商品である市のPRロゴが刻印された盾や、新商品のキーホルダー型のスマホスタンドには職人技が詰まっていて、機能性と美しさを兼ね備えています。次男で代表取締役の古川佑亮さんは「自社製品を手にされたお客様の目が輝く光景は今でも覚えていて、当社の技術が世の中に通用すると確信した瞬間だった」と語ります。
「培ってきたノウハウに最新の技術を融合し、時代や環境の変化に柔軟に対応することで、地域の皆さんの期待に応えていきたい」と強い覚悟で語る古川代表の瞳は、未来への希望で満ちあふれていました。
有限会社 古川製作所
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