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11月1日から7日は文化財保護強調週間「みんなで守ろう地域の宝」

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宮崎県都城市

文化財は、私たちの祖先の生活の中で生まれ、育まれてきた貴重な財産で、昔と今をつなぐ大切な役割を担う「地域の宝」です。現代に生きる私たちに、生きていくためのヒントを与えてくれる文化財をみんなで守っていきましょう。

■危機に瀕(ひん)する文化財
市内には、多くの有形・無形・民俗文化財があります。地域住民が大切に保存・継承してきましたが、少子高齢化や価値観の多様化などの影響で文化財を守る担い手が減少しています。このため、荒廃したり、破壊されたりしている文化財もあります。

■文化財保護の取り組み
市では、地元住民や事業者の協力の下、指定文化財を中心とした文化財保護に取り組んでいます。未指定の史跡などは、必要に応じて市が協力しながら個人や団体が管理し保護に努めています。

■遺跡 ~足元に眠る文化財~
地面の下には、昔の生活や文化を教えてくれる貴重な文化財が眠っています。
市内にも、千カ所以上の遺跡が確認されていて、「埋蔵文化財」と呼ばれる国民共有の財産です。これらは地下にあるため、知らないうちに工事などで影響を与えている場合があります。遺跡を守ることは、私たちの大事な歴史を守ることにもつながります。

■その工事、ちょっと待って
開発や工事、家屋の建築などを計画したときは、遺跡を守るための協議や手続きが必要です。
(1)遺跡の範囲の照会
※市ホームページでデジタル遺跡地図を公開
(2)試掘・確認調査(市負担)
(3)埋蔵文化財の保護
詳しくは問い合わせください。

■市民の協力で守られる文化財
市内には、地下に穴を掘って造る「地下式横穴墓」という古墳が多く存在します。この古墳は、市民からの連絡で存在が確認されることも多く、その保護につながっています。

◆地域の宝を守り続ける~興玉(こだま)神社内神殿(安久町)
興玉神社には、国の重要文化財である内神殿があります。この貴重な文化財を守るため、安久地区で「興玉神社国重要文化財管理組合」を設立。組合のメンバーは、藤田(つだ)自治公民館長の鬼束巌(いわお)さんをはじめとした同地区の自治公民館長の皆さんで、草刈りや掃除、火事対策の訓練、毎日の見回りなどを行っています。また、多くの地域住民も協力し、費用を出したり、作業を手伝ったりしています。
一方で、人口減少が進むにつれて、伝統を守ることが難しくなっています。そこで組合は、夜神楽大祭の開催やしめ縄の手作りなどを通じて地域の意識高揚に努めています。この活動は、地域の歴史や文化を次の世代に伝える大切な役割を果たしています。

問い合わせ:文化財課
【電話】23-9547

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