~DVや性暴力の悩み、受け止めてくれる人がきっといる~
国や県、市では、女性に対する暴力の問題に関する取り組みを一層強化することを目的に、「女性に対する暴力をなくす運動」を実施しています。この機会にみんなで考えてみませんか。
■「女性に対する暴力をなくす運動」とは
配偶者やパートナーからのDV(ドメスティック・バイオレンス)、性犯罪(インターネット上の性的な暴力を含む)、売買春、ストーカー行為、セクシュアル・ハラスメントなどの女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害し、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題です。
暴力は、その対象の性別や加害者と被害者の間柄(家族、知人、同僚など)を問わず、決して許されるものではありません。しかし現状は、女性に対する暴力や人権への軽視が見受けられることから、女性の人権の尊重のための意識啓発や教育の充実などに取り組んでいます。
■本市の状況
昨年度、市男女共同参画センターに寄せられた相談件数は957件に上りました。そのうちDV関連が197件、ハラスメント関連が5件、ストーカー行為と性犯罪が各1件でDV関連の相談は、毎年増加しています。
※DVには身体的な暴力だけではなく、精神的・性的・経済的暴力も含まれます
■〝ストップ! 性暴力〞
○同意のない性的な行為は性暴力
年齢・性別にかかわらず、性被害に遭うことがあります。相手と対等ではなかったり、嫌だと言えない状況であったりする場合は、同意があったことにはなりません。
○被害を受けた人へ
被害に遭ったことを誰にも相談できないと思っていませんか。悪いのは加害者で、あなたは悪くありません。心のケアやこれからのことについて、まずは身近な人や相談窓口に相談ください。
被害後間もない人は、まずは安全な場所や安心できる場所を確保してから、その後の行動をとるようにしましょう。
○相談を受けた人へ
被害にあった人を安心させることができる重要な存在になります。まずは、気持ちを丁寧に聴き、そのまま受け止め、「あなたは悪くない」と繰り返し伝えてください。
そして、相談窓口への相談を勧めてください。
■悩まないで、まずは相談を!
○電話相談窓口(相談専用)
・市男女共同参画センター【電話】23-7157
・宮崎県女性相談支援センター【電話】0985-22-3858
・警察安全相談室【電話】#9110(全国共通)
・性暴力被害者支援センター「さぽーとねっと宮崎」【電話】0985-38-8300
○SNS相談窓口
・配偶者・交際相手からの暴力に関するSNS相談窓口「DV相談プラス」
・性暴力に関するSNS相談窓口「CureTime(キュアタイム)」
○その他の相談窓口
内閣府ホームページでは、セクシュアルハラスメントやストーカー、デートDVなどの相談窓口を紹介しています。
■パネル展
期間:11月12日(火)~25日(月)
場所:市役所1階ロビー
内容:女性に対する暴力の内容や相談窓口などを紹介
問い合わせ:男女共同参画センター
【電話】23-2121
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