【特集】SPECIAL FEATURE 関之尾公園再生から始まる― 2

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■関之尾公園で、思い思いの最高を
リニューアルに伴い、過ごし方の幅が広がった関之尾公園。泊まるも良し、散策するも良し、思いっきり走り回るも良し。さまざまな過ごし方で関之尾の自然を満喫する皆さんの笑顔をお届けします。

○キャンプをきっかけに都城のファンに
キャンプを通して、年齢も職業も違う仲間が数多くできました。また、スノーピーク都城のオープン以来、足しげく通い、すっかり都城のファンに。地元の酒屋さんとも懇意になり、鶏肉の魅力にも取りつかれています。
古賀正則さん、美香さん(玉名市)

○家族で自然を感じられる場所
明るくリニューアルされていて、子どもを連れてきやすくなりました。日常の喧騒(けんそう)から離れてくつろぐにはぴったりの場所。キャンプ気分が気軽に楽しめるコテージなどに泊まり、ゆっくり自然を感じたいです。
豊増尚美さん、環(めぐる)さん(祝吉地区)

※紙面に収まりきらなかった皆さんの笑顔を市公式YouTubeで公開中

■地域を活性化する人たちがいます
関之尾公園リニューアルを起爆剤に、庄内地区の活動は活発化しています。「地域全体を活性化させたい」思いを共にする皆さんに話を聞きました。

○関之尾公園から都城の魅力を高める
都城の第一印象は「活気ある元気なまち」。個性豊かな店が数多くあるのが魅力の一つだと感じていて、この活気を関之尾にも取り込めないか考えました。
まずは、スノーピークの感謝祭「雪峰祭(せっぽうさい)」に併せて「関之尾マルシェ」を企画。地域の事業者を知るために、お客様がおすすめする店やMallmallのまちなかマルシェに足を運びました。そこで出会った、関之尾を元気にしたいという思いに共感してくれた事業者さんたちの協力を得ながら、10月には3回目のマルシェを開催。今後も定期的にイベントを開催していくことで、関之尾のにぎわいを庄内地域全体の活性化につなげたいと考えています。
また、キャンプ場でありながら市街地に隣接していて、まちと密接につながることができるのもスノーピーク都城ならではの強み。ゆくゆくはまちなかや市内の他の地域も巻き込んだ「まちそとマルシェ」を実現するのが目標です。
開業直後のこのにぎわいを継続・発展させるには地域の皆さんの力が欠かせません。地域全体で一つになって観光を作り上げ、関之尾から都城の魅力をさらに高めていくことを目指しています。
スノーピーク都城　アドバイザリースタッフ　泉田詩音(しおん)さん

○地域に集まる注目が活動の追い風に
旧持永家(町家カフェもちなが邸)を拠点に、地域の歴史や食を活用した新たなコミュニティの創造を目指すNPO法人を運営しています。長年、地域に根差した活動に取り組んできましたが、関之尾公園リニューアルで今、庄内地区が注目されていることを実感しています。この機会に、さらに若い人や子どもたちなど次世代に輪を広げていきたいです。
NPO法人　手仕事舎そうあい　蒲生(かもう)芳子　代表

○地域の力で広がる交流の輪
庄内地区では、コミュニティバス運行をはじめ「自分たちでできることは、自分たちでやろう」という意識が根付いています。関之尾公園を訪れる人たちに霧島山や庄内川の美しい風景を感じてもらい、庄内地区の魅力にも触れてもらえるよう、フットパスの取り組みを始めました。スノーピークとの連携をさらに深め、地域活性化につなげていきたいです。
庄内地区まちづくり協議会　朝倉脩二　事務局長

○足を止めたくなる元気なまちに
関之尾公園リニューアルをきっかけに、商工会も「まちが元気にならないと、人も来てくれない」という思いで、マルシェやイベント出店など新たなチャレンジを始めました。ここ数年で、マインドもより一層前向きに変わってきたように思います。庄内地区は、自然豊かで街並みも素敵な場所。ぜひ多くの人に足を止めてもらい、地域の魅力を感じてほしいです。
荘内商工会女性部(燻製(くんせい)工房　Yokoyama)　横山ルミ　部長

○キャンプを通じて焼酎の魅力を発信
当店では、イベント出店やキャンプ専用焼酎「ゆらり。」の開発など、焼酎の魅力を伝える取り組みに力を入れています。関之尾公園リニューアル後は、SNSを見て焼酎を買いに立ち寄ってくれるキャンパーも増えつつあります。今後も同公園内で開催するSHOCHU(しょうちゅう) CAMP(キャンプ)などのイベントを通して、焼酎の魅力を広めていきたいです。
安藤酒店　安藤幸恵(さちえ)さん

○関之尾公園×自転車で忘れられない思い出を
雪峰祭への出店やEバイク体験会のサポートなどを通じて、訪れる人たちに自転車に触れるきっかけづくりを提供しています。自然をダイレクトに感じられることはもちろん、通りすがりの人と話したり、新しいお店を見つけたりとさまざまな出会いがあるのも自転車ならでは。関之尾公園での新しい過ごし方として、自転車の魅力を発信していきたいです。
車楽屋輪店(しゃらくやりんてん)　野下(のした)誠さん、絵美子さん