■株式会社お菓子の昭栄堂
明治34年の創業以来、伝統と革新あるお菓子を作り続けている株式会社お菓子の昭栄堂。この由緒ある菓子店の4代目が遠武憲明(とおたけのりあき)代表取締役です。遠武代表は先代までの地域密着のお菓子づくりに加えて全国への出荷に注力。全国出荷が8割を占めるほど成長しています。全国からの受注に対応するため、平成28年に2店舗目となる曽於店をオープンし、職人による手作りの工場と計画的に生産する機械化の工場に分けました。遠武代表は、自身の修業時代の経験から「働きやすい環境を整備し、菓子業界が過酷な労働環境というイメージを払拭したかった」と話します。同社では、安定した全国出荷の一方で、店舗の定休日を設けたり、営業時間を短縮したりと働きやすい職場環境づくりを進めてきました。その取り組みにより、子育て世代の女性従業員も多く、離職率も低くなっています。
また、創業時から地域貢献活動にも尽力している同社。13年前から行っている「1歳の誕生日ケーキ無料プレゼント」では、これまで1万人以上の子どもにケーキをプレゼントしてきました。若い世代にも来店してほしい思いから開始した本取り組み。遠武代表は「都城圏域で生まれ育っていく子どもをお祝いすることは、地元への恩返しの一つ。これからも続けていきたい」と力を込めていました。
株式会社お菓子の昭栄堂
【電話】22-4318
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