都城をけん引する企業を紹介「企業の力」vol.47

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■ヤマエ食品工業株式会社
明治4年に創業し、今年で153年目を迎えるヤマエ食品工業株式会社。みそやしょうゆの醸造をはじめ、そこから派生するつゆやたれなどの開発・製造を手がける調味料メーカーです。
創業以来、同社が世に送り出した商品は、千点以上。「『高千穂峡つゆ』などの家庭用商品のイメージが強い中で、実はその売上の6割を占めるのは業務用の商品。これまで受け継がれ、培ってきた高い技術力と、さまざまな商品に対応できる製造ラインを強みに、顧客ニーズに応える商品を開発しています」と話すのは江夏啓人社長です。近年、海外で和食の需要が高まる中、基礎調味料となるしょうゆやみそを世界へ発信していくため、営業部と共に世界中を駆け回る江夏社長。その営業努力が実を結び、現在では台湾やスウェーデンなど10カ国へ商品を輸出しています。
「商品と共に、会社の歴史も一緒に発信していきたい」との思いで、江夏社長が中心となり改装を進めてきた創業者江夏岩吉氏の旧宅が、令和4年に国の有形文化財に登録されました。歴史が詰まったこの場所で、地域の人と楽しく過ごせるような催しを開催することも社長の夢の一つ。「伝統を守りつつも日々挑戦し続け、世界中で必要とされる企業でありたい」と語る江夏社長のまなざしは、確かな覚悟と自信に満ちあふれていました。

ヤマエ食品工業株式会社
【電話】22-4611