文字サイズ
自治体の皆さまへ

都城島津伝承館だより

35/44

宮崎県都城市

■「都名所図会(みやこめいしょずえ)」
本史料は、読本(よみほん)作者・俳人の秋里籬島(あきさとりとう)によって1780(安永9)年に出版された京都に関する地誌です。従来の地誌は、文章に簡単な挿し絵を付ける程度でしたが、本史料には各所旧跡の風景や神社仏閣の境内などが詳細に描かれています。また、挿図中には人物を配置することで、見た人がその人物を自分に置き換え、実際に旅をしているように感じる仕掛けがありました。
本史料の刊行後、籬島は諸国を実際に訪れて調査し「大和名所図会(やまとめいしょずえ)」や「東海道名所図会(とうかいどうめいしょずえ)」などを次々に出版。それをきっかけに多くの絵が描かれた名所図会が流行しました。
当時、都城地域において編さんされた地誌にも大きな影響を与えたことがうかがえる本史料。本市は1786(天明6)年に再販されたものを所蔵しています。

問い合わせ:都城島津邸
【電話】23‒2116

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU