■「タロー」
みうら悦子 作 (1987年)
本市出身のみうら悦子(えつこ)(1950~)が、都城駅の線路で偶然出会った犬を一枚の写真に収めた本作。夕焼けの光が、真っすぐな線路と正面を見つめる犬の輪郭(りんかく)を印象的に浮かび上がらせます。1987年の都城市美術展に出展された本作は、写真部門で大賞を受賞。審査員である写真家の植田正治(しょうじ)は「情感のある力作」「白い犬のいる場所がいい」と高く評価しました。
30代で写真を始めたみうらは、宮崎県美術展などで受賞を重ねながら、2007年には日本の美術家団体の一つである二科会(にかかい)会友となり、現在も写真を撮り続けています。
※市民からの公募による「第70回記念都城市美術展」は、9月14日(土)から29日(日)まで開催予定。本作の展示はありません
問い合わせ:市立美術館
【電話】25-1447
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