■都城歴史資料館企画展 人生をめぐる都城の民族文化 人の一生~変わりゆくもの、変わらないもの~
私たちは生涯を通じてさまざまな儀礼や行事、風習を経験します。これらの民俗文化は、かつて家族や地域社会の強い絆を反映していましたが、核家族化や社会環境の変化により大きく変容してきました。しかし、その変化の中にも今と変わらぬ人々の思いを見ることができます。
本企画展では、明治時代から昭和40年代頃までの人々の一生と暮らしの様子を、民間伝承とともに紹介します。当時の人々の人生に思いをはせてみませんか。
◆展示内容
○第1章 誕生し、成長する
子どもが誕生し、成長する時期に経験する儀礼や風習などを紹介
《出産・誕生・成育・しつけ・奉公・社会集団・教育》
主な展示資料:越中富山家庭常備薬(袋)・乳母車・講武館のほら貝など
○第2章 社会を支える
成長した子どもが一人前となり、社会を支え生きていく時期に経験する儀礼や風習などを紹介
《一人前・結婚・年中行事・厄年》
主な展示資料:角樽(つのだる)・公営結婚式屏風(びょうぶ)・大草履・豆腐箱など
○第3章 隠居し、先祖になる
隠居してやがて死を迎え、先祖となるまでの儀礼や風習を紹介
《葬送・年忌》
主な展示資料:座棺輿(ざかんこし)・葬儀行列帳・盆菓子型など
○第4章 助け合って暮らす
一生を通し、人々が地域社会と密に関わり、助け合って暮らしてきた様子を紹介
《講・共有財産・村落の仕事》
主な展示資料:鐘・手斧(ちょうな)など
○中央展示ケース ー囲炉裏(いろり)風景ー
当時の人々の暮らしや生き方を語る上で重要な意味を持つ囲炉裏を復元展示
主な展示資料:自在鉤(じざいかぎ)・鉄瓶ほか
◆企画展概要
会期:4月20日(日)まで
※月曜日休館(祝日・振替休日の時は翌日休館)
開館時間:9時30分~17時
※入館は16時30分まで
入館料:大人220円(160円)、高校生160円(110円)、小・中学生110円(50円)
※( )は20人以上の団体料金
◆関連イベント「お城で新春」
日程:1月12日(日)
内容:歴史や文化を学べるすごろくや昔ながらの遊び、人力車乗車などの体験
問い合わせ:文化財課
【電話】23-9547
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