近年、温暖化が引き起こす干ばつなどによる農作物への影響が懸念されています。
市では、畑かん(※1)による作物の収量の安定化や品質向上を目的に、平成22年に木之川内ダムおよび関連施設を整備し、各畑へのかんがい工事を順次進めています。
※1 畑地かんがいの略で、畑に水を引くこと
■畑かん利用で計画的な作付けが可能
畑に直接水を供給できる畑地かんがい施設。定額(※2)で、いつでも必要な時に必要な量の水を使用することができます。
また、作物に合わせた散水器具などを利用することで、省力化を図ることもできます。詳しくは、県ホームページを確認ください。
※2 普通畑10a当たり年間2500円
◆畑かんで収量・収益アップ
農事組合法人いままち 髙橋武美さん
当法人では、畑かんを利用することで計画的な作付けができるだけでなく、生育期間が確保できることで収量アップにもつながっています。
また、近年サツマイモ基腐(もとぐされ)病などの被害が深刻化していますが、雨が少ない春頃に畑かんを利用して早期植え付けを行うことで、病害対策にも確かな手応えを感じています。
問い合わせ:農産園芸課
【電話】23-2425
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