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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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宮崎県高鍋町

高鍋町長
黒木 敏之

新年、あけましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶びを申し上げます。また、日頃より町政運営に対し、ご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
昨年は、円安、物価高騰、消費低迷、人口減少、少子高齢化等の課題が顕著になり、世界では、ロシアのウクライナ侵攻、中東情勢の混乱、資源価格の高騰、インフレ圧力など、不透明リスク要因が山積し、新たな時代への転換点であったと考えます。
昨年の高鍋町の主な出来事として、危機管理課を設置し南海トラフ地震等自然災害への対応を強化しました。教育関係では、中学生の給食費の無償化、高鍋歴史文庫の出版、「柿原政一郎記念高鍋図書館の再生」と高鍋町歴史総合資料館を「二ノ丸文教歴史館」としてリニューアルオープンすることができ、先人を活かしたまちづくりに取り組む自治体連携の「嚶鳴協議会」と共に石井十次をテーマに嚶鳴フォーラムを開催し、5年間途絶えていた児童劇「石井十次ものがたり」を復活させました。産業振興では、農業支援、商工業振興を推し進め、「餃子のまち高鍋」の推進、高鍋・木城有機農業推進協議会による有機農業の推進、地域おこし協力隊と地域活性化企業人制度を活用した「株式会社デジタルラボたかなべ」によるデジタル化の推進、竹鳩橋架け替え推進等、住民サービスの充実と共に多くの積極的な「まちづくり」に取り組みました。
本年は、「産業振興」「教育」「福祉、子育て支援」「環境整備」を基本に、内閣府が推進する「SDGs未来都市」の認証取得を目指し、SDGsの達成に向けた取り組みを積極的に実践していくことになります。
そして本年、最も重要な取り組み、それは竹鳩橋架け替えに向けての取り組みです。いよいよ防衛省との話し合いが始まりました。本年は、実質85%の補助事業「レスキュー道路」計画を防衛省に要望し、令和8年度からの事業実施を目指すことになります。総工費48億円(うち町費8億円)という、全国でも例を見ない、全国が注目する、小さな町が一級河川に2車線の橋を建設する大事業です。高鍋町の長年の課題であり、実現すれば高鍋町に大きな効果をもたらすことになります。議員の皆様方と共に町民の皆様方のご理解を得ながら力強く推進していくことになります。
本年も「農畜産業が豊かになってこそ商工業は潤いまちは元気になる」という「まちづくりの基本理念」の基、やるべきことを迅速確実に実践し、揺るぎないまちづくりビジョンである「豊かで美しい歴史と文教の城下町の再生」の達成に向かって歩を進めてまいります。町民の皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

高鍋町議会 議長
古川 誠

新年、明けましておめでとうございます。令和7年の年頭にあたり、高鍋町議会を代表しまして謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、新たな抱負を胸に新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素より町議会に対し、温かいご理解とご協力を賜り、議員一同心より御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月1日石川県能登半島を震源とする震度7の地震から始まり、翌2日には航空機事故、その後、9月石川県では記録的な大雨となり、仮設住宅が被災するというテレビからの光景には言葉を失いました。
宮崎県におきましても、8月に日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、高鍋町でも過去にない強い揺れを経験しました。10月に県内各地で発生しました竜巻被害もいまだ爪痕を残していますが、近年100年に一度と言われるような災害が全国各地で毎年のように起きています。これからは、このような災害への備えを強化していくことが自治体の一番の課題だと考えています。
また、明るいニュースとしましては、パリ五輪で日本は、海外で開催されたオリンピックでは過去最多のメダルを獲得しましたが、本町出身でスケートボード女子パークイギリス代表のスカイ・ブラウン選手の銅メダルには胸が躍りましたし、アメリカメジャーリーグでは、大谷選手のメジャー初の50本塁打、50盗塁、いわゆる「50-50」という偉業を目の当たりにし、スポーツからたくさんの勇気と感動を貰った1年でした。
さて、高鍋町議会は2年前の選挙により新人議員6人が加わり新たな体制になりました。教育・福祉・防災・農業など、それぞれの得意分野を活かし積極的に町の課題解決に取り組んでいます。今後もこの2年間で学んだ知識・経験を活かしさらに飛躍してくれるものと信じています。
自治体運営において、町長をはじめ執行部には、予算を提案する権利と決まった予算を執行する権利があります。一方で、議員には基本予算の提案権はありませんが、予算を審査してその予算が良いか良くないかを決める議決権があります。これからも高鍋町議会議員一同、この役割の違いをしっかりと認識して職務にあたりたいと考えています。町民の皆さまもぜひ身近な議員に自分の意見を託してみてください。
いま、国では、裏金問題など政治不信が続いていますが、高鍋町議会におきましては、未来を考えた町政の課題解決に議会としての役割を最大限発揮できますよう使命感と責任をもって取り組んでまいります。
今後とも町民の皆さまの温かいご支援とご指導をお願い申し上げますとともに、本年が穏やかな良い年になりますよう、皆さまのご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

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