■障害者も健常者も一緒に「自助」「共助」を。
「小矢部市障害者団体連絡協議会」のみなさん
(左から)高田(たかた)洋信(ようしん)さん、舟本(ふなもと)淳子(じゅんこ)さん、嶋田(しまだ)幸恵(ゆきえ)さん
「障害者は災害弱者。だけど自分たちでできることをしなければ」。身体など6つの障害者団体が連携する小矢部市障害者団体連絡協議会の嶋田(しまだ)幸恵(ゆきえ)会長。万一のとき、どうしてもらいたいかをまとめた『障害の種類別対応方法』の作成をはじめ、障害者と健常者が一体になった防災訓練を毎年実施。ともに関わることで災害時に必要なことの理解を深めたと高く評価され、昨年、内閣総理大臣賞などを受けました。嶋田(しまだ)さんは「防災訓練はお互いを知る貴重な機会。誰でも気軽に参加できる場として続けたい」と共生の輪を広げていきます。
■それぞれの地域にあった自主防災組織の形があるはず。
「入善町飯野地域自主防災会」のみなさん
(左から)佐原(さはら)眞(ま)知子(ちこ)さん、井田(いだ)邦章(くにあき)さん、谷口(たにぐち)幸男(ゆきお)さん
入善町飯野地域は、黒部川と海岸部を有し、古くから高波災害に見舞われてきたにも関わらず、自主防災組織は形骸化。いつ災害が起きてもおかしくない昨今の状況を踏まえ、R3年に再編成に取り組むことに。その特徴は、きめ細かな防災体制の明確化、区長を対象とした防災研修会の毎年実施、各地区独自で要配慮者を抽出し、近隣世帯同士で安否確認等を行う声かけ世帯の決定や発災時における支援体制の確立など。ほかにも、避難所開設訓練や三世代交流防災運動会の実施など、「自分たちの地域は自分たちで守る」活動を展開しています。
大切な命と暮らしを守る災害への備え 県の取組みは中面へ
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