先日、富山県と中国遼寧省の友好県省締結40周年を記念し、中国を訪問してきました。
中国では、両県省の交流は「自治体交流のお手本」といわれ、モデル友好都市にも選ばれています。40周年の交流の積み重ねを実感する熱烈な歓迎のもと、県と遼寧省政府をはじめ、5つのカウンターパート同士で交流と協力の覚書を結びました。
この交流の懸け橋となってきたのが、平成10年に就航した大連市との定期航空便です。新型コロナウイルスの影響で令和2年2月から運休していましたが、今回の訪問期間中に中国南方航空大連分公司の楊涛(ようとう)副総経理と協議し、6月26日からの週2便での運行再開につなげることができました。
また、今年は40周年記念事業として大学生同士の派遣事業を9月と11月に行う予定ですが、今回、青少年の相互交流をはじめとした人的往来の推進を遼寧省との覚書に盛り込みました。
こうして積み重ねてきた交流で築いた厚い信頼関係を次の世代にも継承しつつ、未来に向けた施策にもどんどんチャレンジしていきたいと思います。
富山県知事 新田八朗
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