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[特集]野菜を食べて「減塩いいね!」伸ばそう、健康寿命

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富山県入善町

町では、「ストップ人口減少」の達成のため、「人口の自然減を抑制」する事業として「減塩いいね!」プロジェクトを展開し、健康寿命の延伸に取り組んでいます。
ここでは、これまでの取り組みを紹介します。

◆家族みんなで挑戦しよう 食塩–1g 野菜+1皿
皆さんに実践してもらいたいのは、「減塩いいね!」のスローガンである1日あたり「食塩–1g 野菜+1皿」。
毎食の食塩摂取量の1gカットと野菜を1皿追加することが、達成のコツです。

◇1日の食塩摂取目標量
成人男性:7.5g未満
成人女性:6.5g未満
高血圧の人:6g未満

※選んでできる 食塩-1g
食品に含まれる塩分量の目安
・たくあん(2切れ)…1.5g
・みそ汁(1杯)…1.5g
・梅干し(1個)…2.0g
・カレーライス(1人前)…3.3g
・塩ざけ(1切れ)…3.5g
・にぎり寿司(1人前)…5.0g
・きつねうどん(1人前)…5.3g
・カップ麺(1個)…5.5g

◇1日の野菜摂取目標量
350g
1皿(70g)×5種[淡色野菜230g+緑黄色野菜120g]

※選んでできる 野菜+1皿
給食人気レシピ(本紙P3二次元コード参照)

1日に摂取する淡色野菜+緑黄色野菜の一例
・大根70g 厚さ2cm分(直径約6cm)
・きゅうり70g 中くらい約1本分
・キャベツ70g 中ほどの葉約1枚分
+
・トマト70g 中くらい約1/2個分
・ニンジン70g 中ほど約3cm分

◆健康を脅かす高血圧 塩分摂り過ぎにご用心
「健康寿命」は、健康上の制限がなく、自由に生活できる期間。日本人の男女とも、健康寿命は平均寿命より10年近く短いことが分かっています。
健康寿命が短くなる原因の一つには「脳血管・心疾患」などの生活習慣病があり、その原因の一つが塩分過多による高血圧です。高血圧で血管が張りつめた状態が長く続くと、「動脈硬化」が起こり、より重大な病気を招きます。
高血圧の予防は、生活習慣病予防の第1歩です。塩分を摂り過ぎな人は、まず塩分量を減らすことが重要。また、栄養豊富で、余分な塩分を体から排出する成分も含む野菜を食べることも効果的です。
「減塩いいね!」では、これらを踏まえた対策をします。

◇塩分の摂り過ぎによる血管への悪影響
(1)食事で摂った塩分が血中に
↓塩分を摂り過ぎると…
(2)血液中の塩分濃度を下げるため、水分摂取が増加。血液量も増え、高血圧に
↓慢性化すると…
動脈硬化で血流が悪くなり、血管が詰まったり、破れたりしてしまう、「合併症」のリスクが高まる

◇介護が必要となった主な原因
(令和元年 国民生活基礎調査 厚生労働省)

◇町民の「減塩」への意識調査を展開
町は平成29年、「食塩ー1グラム、野菜+1皿」をスローガン(詳細は上記参照)に「減塩いいね!」プロジェクトを立ち上げ。この6年間、幅広い年代での減塩・適塩運動を通して、町民の健康寿命の延伸を図ってきました。
令和2年度まで「突撃!隣のみそ汁調査隊」では、各家庭でのみそ汁の塩分量測定と、食習慣アンケートを実施。その結果、30代~50代の塩分摂取量が多く、10代~30代の野菜摂取量が少ない傾向があることが分かりました。

・令和3年度の減塩に関する調査結果

◆「産学官民」連携による「減塩・適塩」運動
令和3年度からは毎月第3週の1週間を「減塩いいね!週間」に設定。週間中は「産学官民」で連携して次の減塩・適塩運動に取り組みました。
産:減塩協力店を認定し、減塩食品の販売を促進
学:小中学校での減塩給食の提供、減塩作文の募集
官:減塩協力店マップの作成、減塩教室の開催など
民:「突撃!隣のみそ汁調査隊」によるアンケート

◆運動で見えてきた今後の課題
令和4年度には、町内スーパーで野菜摂取に関するアンケートを実施。212人の回答から、1日の野菜摂取目標350グラムを知らない人は30パーセント超いることが分かりました。
加えて、同年実施した町食育アンケートでは1日に野菜を350グラムを摂取している人は8・9パーセントにとどまりました。上記表からは、子育て世代の減塩運動の認知不足も分かり、まだまだ「減塩」と「野菜摂取増」への意識啓発が足りていないことが分かりました。

問い合わせ:元気わくわく健康課 保健センター
【電話】0765-72-0343

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