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ちおこ通信~入善町地域おこし協力隊(ちおこ)の活動紹介コーナー 第56号

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富山県入善町

◆移住定住しやすい環境に 協力隊制度を考えよう

隊員で陶芸作家の文絵(ふみえ)さんの任期は、残すところ約3か月。1年がかりの「二十四節気の器」づくりも、このほど最後の「冬至」を迎えました。
任期終了を間近に控えるなか、12月4日、富山県が開いた、県内の現役隊員とOB・OGらの交流会に参加。活動を振り返り、新たな隊員が来るとき円滑にバトンを渡せるよう、意見交換をしました。
交流会では、4~5人のグループに分かれ、任期中に感じた課題を洗い出し。共通して挙がった課題は、受け入れ市町村側の事前準備の徹底、任期後を見据えた活動時間の確保。また、協力隊は単身での移住が多いため、防犯面への配慮や各種ハラスメントへの理解など、隊員が安全・安心に活動できる環境づくりが必要という意見も出ました。
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域などの条件不利地域に住民票を異動し、地場産品の開発・販売・PRや、地域協力活動を行いながら、定住・定着を図る取り組み。任期後の起業や事業継承に向けた支援制度もあります。
富山県では、協力隊ОB・OGが中心となり、現役隊員へのよりきめ細かいサポートを行う組織を設立予定。現在、今年度中の組織立ち上げに向け準備をしています。
交流会を終えた文絵さんは「活動の中で感じた課題を共有できる良い機会になった。今後赴任する隊員や移住者の方々が、豊かな富山を楽しめる環境づくりにつながればうれしい」と話しました。

※お願い
文絵さんは業務の都合で、工房見学や陶芸指導は受け付けていません。ご理解をお願いします。

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