文字サイズ
自治体の皆さまへ

謹賀新年

1/28

富山県入善町

◆新年のごあいさつ
入善町長 笹島 春人

新年おめでとうございます。
町民の皆さんには、希望に輝く清々しい初春をお迎えのこととお慶び申しあげます。
昨年は、町合併70周年の節目に、未来に向けて新たに船出した年。また、町の最重要課題「ストップ人口減少」の実現を目指す3つの柱に基づいた施策を一層推進した年でもありました。
ここでは、取り組みの一部を紹介します。

◇柱(1)人口の自然増の促進「子どもを産み育てやすい環境づくり」
結婚を支援する「それ行け!結婚プロジェクト」では、従来の婚活イベントに加え、スポーツを交えた新婚活イベントで出会いを創出。オンラインでの結婚相談も導入し、気軽な相談環境を整備しました。プロジェクトを通して、これまでに16組が成婚し、お子さんも誕生しています。
町内に住む新婚夫婦の新生活支援として、居住費用の補助金の上限を拡充。出産支援としてプレ妊活健診の費用助成や、町内産婦人科医院での出産奨励金を新設。子育て支援として、新生児のおむつお試しボックス贈呈や、保育所のおむつの定額利用サービスなども始めました。
加えて「とうり保育所」が開所し、平成17年から目指してきた1小学校区1保育所体制を実現。ソフト・ハード両面で子育て環境の一層の充実に努めました。

◇柱(2)人口の自然減の抑制「健康寿命の延伸」
7年目の「減塩いいね!プロジェクト」では、減塩・適塩運動を町を挙げた町民運動として継続。新たに小学生や町内食料品店の利用客などの野菜摂取量を調査し、野菜摂取を啓発する「野菜摂取量見える化事業」を実施しました。
また、住み慣れた場所で、誰もが健康で暮らせる地域づくりのために、高齢者や障がい者宅の除雪や買い物代行などの活動でポイントを貯め、商品券と交換できる「ボランティアポイント事業」を始めました。

◇柱(3)人口の社会増の促進「U・Iターンの促進と地域活性化」
「安心移住プロジェクト」では、移住希望者への支援を継続。新たに作成した移住・定住希望者向けパンフレットで、町の魅力を発信。従来の親世帯との同居・近居費助成に加え、町内での住宅取得費助成を新設するなど、移住定住増を目指しました。
加えて、地域経済対策や企業誘致、農業・漁業の担い手育成、入善ジャンボ西瓜や海洋深層水など、地域資源を生かした町特産品の振興で、町の魅力アップ、人口の社会増を図りました。

◇今後の重要政策について
新庁舎の建設工事はいよいよ大詰め。高い防災機能で町民の安全・安心を確保しながら、誰もが利用しやすく機能的で、環境に配慮した庁舎となるよう、ことし5月の開庁に向けて整備を進めていきます。
また、町特有の資源である海洋深層水の需要増加やさらなる利活用に対応可能な取水管の増設はことし完了を予定。
三菱商事とマルハニチロの合弁会社「アトランド株式会社」による、町の海洋深層水と地下水を用いた、サーモンの陸上養殖事業も進行中で、現在、海洋深層水パーク付近で敷地造成を進めています。
このほか、「入善マリンウィンド合同会社」が横山沖で3基の巨大な風車を用いた洋上風力発電事業を運営中。この風車が、海洋深層水パークや園家山キャンプ場などと並ぶ観光スポットとなり、町の魅力発信につながることが期待されます。

ことしは合併80周年に向けた新たなスタートの年。今後も「選択されるまち」や将来像「扇状地に夢と笑顔があふれるまち入善」の実現を目指し、町民の皆さんとともに、将来に向けたまちづくりに取り組みます。
新しい年も、町民の皆さんにとって素晴らしい年でありますようお祈り申しあげ、年頭のごあいさつといたします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU