◆ICT(アイシーティー)で保育力(ほいくりょく)アップ
町では、10月に全保育所に保育支援システムを導入し、保護者と保育所双方の負担軽減を通して保育サービスの充実を図りました。
ここでは、その概要をお知らせします。
町は、ICT(アイシーティー)(情報通信技術)を活用し、保育の質を向上させるために、町内の全6保育所に業務支援システム「キッズビュー」を導入しました。これにより、保護者の利便性はもちろん、保育士の業務効率も向上することが期待されています。
同システムと連携した保護者向けのスマホアプリを活用すれば、さまざまな手続きが簡単にできます。
(1)登降所の管理
保育所に来たときと帰るとき、玄関にある読み取り端末にアプリ内の二次元コードをかざすと、その時間を自動でアプリに記録。記録は家族内で共有でき、複数人で送迎をしている家庭では、自分以外の家族が送迎したことが確認できます。保育所に設置されたタブレットでは子どもの登降所が確認でき、見落としを防げます。
(2)欠席の連絡
保育所への欠席の連絡は、アプリを通じてできるようになりました。子どもの急な体調不良など、慌ただしい日でも、電話しなくても一瞬で欠席が連絡できます。また、家庭の都合で後日休む予定があるときも、前もって連絡しておけます。
今後も、日々のお便りをアプリで送付したり、手書き書類を電子化したりと、さまざままなアプリの活用方法を検討していく予定です。
◇使ってみた感想を聞きました「システムを使ってみてどうですか?」
・若島 梨香(りか)さん(入膳・32歳)、旺玄(おうげん)くん(同・2歳)、咲茉(えま)ちゃん(同・5歳)、美貴(よしき)さん(同・31歳)
送迎を分担しているので、アプリを見れば保育所に着いた、自宅に帰ったなどの状況がいつでもわかるので安心です。朝のバタバタする時間帯に、欠席の電話を入れるのが手間でしたが、ワンタップするだけで連絡できるのはありがたいです。
いつか、これまで手書きしていた書類がアプリで入力できるようになったら、さらに便利ですね。
・にゅうぜん保育所 辻 愛里(あいり)所長代理
アプリの導入で便利になったと実感したのは、早朝
保育のときです。早朝は、4人の職員で子どもたちの保育、保護者さんとのお話をしています。これまでは、欠席の電話が入ると、子どもたちや保護者さんへの対応が中断してしまうことが多かったです。
早朝の電話が激減し、時間的な余裕ができたことで、子どもたちの保育により集中できています。
問い合わせ:結婚・子育て応援課 保育所係
【電話】0765-72-1852
<この記事についてアンケートにご協力ください。>