町では、塩分摂取量が多く、野菜摂取量は少なめの傾向がある20~50代の人を中心に、減塩と野菜摂取増を考える機会を増やしてもらおうと、「野菜の摂取量見える化測定会」を行っています。ここでは、その概要をお知らせします。
◆まだまだ野菜は不足
町では、人口減少の抑制のため、健康長寿を目指す「減塩いいね!」プロジェクトを展開しています、活動のスローガンは1日あたり「食塩マイナス1g、野菜プラス1皿」。1日の塩分量の適正化と、1日の野菜摂取目標350gの達成を図っています。
しかし、昨年2月に約1200人に向けて実施した町食育アンケートでは、1日に野菜を350グラムを摂取できている人は約9パーセントにとどまりました。特に、20~50代の人の野菜摂取量の少なさは顕著でした。
◆測定会で改善に一歩
そこで町は昨年、町内各所で「野菜の摂取量見える化測定会」を開催しました。測定には専用の機器を使用し、概ね2週間以内に食べた野菜に含まれる、赤や黄色などの色素「カロテノイド」が皮ふに蓄積した量を「ベジレベル」という数値に換算し、野菜の摂取状況を測ります。
測定は、6月、7月の2回実施。その後のアンケートでは、約40パーセントの人が、2回目の測定で摂取量が改善していることがわかりました。参加者のコメントの中には「1回目の結果を受け、野菜ジュースを毎日飲むようにした」「子どもが自発的に野菜の摂取を心がけてくれるようになった。」といった声がありました。
・令和5年度野菜摂取量測定 結果の推移
◆測定会をさらに拡大
こうした声を受け、ことしは測定会をさらに拡大します。小学校は昨年の2校から全6校に増やしたほか、ことし初めて、健康管理担当者が置かれている町内企業での出前測定会を企画。サンウェルや減塩協力店のスーパーでの測定会も継続し、幅広い世代へ野菜摂取増加を働きかけます。ぜひ、7月の測定会にご参加をお願いします。(下部に開催日を記載)
※1 株式会社LLCジャパンの「ベジメータ(R)」を使用
※2 「ベジレベルTM」はベジメータ(R)に対応した独自の指標
◆6月の測定会 参加者の声
思っていたよりも結果が良くなかったので、もっと野菜を食べて数値を上げたいです。測定後は、給食で苦手な野菜の入った料理が出ても、なるべくがんばって食べるようになりました。
黒東小学校 中易 大翔(はると)くん
社員それぞれに、ご自身の現状を知ってもらう良い機会になりました。これをきっかけに、食生活を見つめなおしてもらい、「自分の体は自分で守る」意識を高めてほしいですね。
アサヒ飲料北陸工場 総務部長 中川 和紀(かずのり)さん
◆無料・10秒で野菜摂取量が丸わかり
野菜の摂取量 見える化測定会(7月)
指を入れるだけで野菜摂取量を数値化します
町では、下記の日程で、野菜の摂取量見える化測定会を行います。食事に野菜が足りているか測定し、健康づくりに役立ててください。
◆会場・日時
以下の通り
会場:サンウェル
日時:7月2日(火)9日(火)11日(木)18日(木)24日(水)30日(火)各日午後1時~4時30分
会場:大阪屋ショップ入善店
日時:7月25日(木)午前10時~11時30分
会場:コスモ21
日時:7月26日(金)午前10時~11時30分
会場:アルビス入善店
日時:7月31日(水)午前10時~11時30分
◆対象
だれでも参加できます
◆持ち物
測定会で配布した右記のチラシ
※詳細は本紙をご覧ください。
※持っている人のみ
◆特典
町健康ポイント事業のポイントを付与
※100ポイント集めると景品と交換できます
問い合わせ:元気わくわく健康課 保健センター
【電話】0765-72-0343
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